水分摂取のヒント

水分摂取のヒント

(スナック都ろ美のチラ見せシリーズ)

暑い季節になると、特に気になるのが水分補給。

夏を目前に、スナック都ろ美のチャットでも
水分摂取についての情報交換が増えてきました。

おとなもこどもも熱中症や脱水に注意が必要な時期ですが、
飲み込みに課題のある子どもたちにとっては、
さらに大きなテーマになります。

「もっと水分を飲ませてくださいね」

病院や学校でそう言われても、
実際にはなかなかうまくいかないことがあります。

コップでは飲めない。
ストローはむせてしまう。
とろみをつけても嫌がる。
学校や施設では思うように飲めない。
体調が悪くなるとさらに飲めなくなる。

などなど、お悩みがたくさんよせられます。

スナック都ろ美のチャットでも、水分補給の悩みはたびたび話題になります。

そこで今回は、同じように試行錯誤してきた先輩ママたちの声をもとに、

「これは参考になるかも!」と思った水分補給の工夫を、
チャットを見てきた私の独断と偏見で(笑)ご紹介します。

実際に使われている、水分補給の工夫

1.飲むではなく「食べる」に変える

「飲む」のが苦手なお子さんでも、「食べる」なら受け入れられることがあります。

実際にチャットでは、

  • 麦茶ゼリー
  • お茶ゼリー
  • ウルトラ寒天で固めた麦茶
  • ドリンクゼリー麦茶
  • エンガード
  • アクアライトジュレ

などを活用しているという声が多く寄せられました。

コップやストローにこだわらず、スプーンで食べる形にすることで摂取量が増えたというご家庭もありました。


2.飲みやすい「形」を探してみる

同じ飲み物でも、

  • コップ
  • カットコップ
  • 紙コップ
  • 哺乳瓶
  • スポイト
  • スプーン
  • 専用コップ

など、道具によって飲める量が変わることがあります。

「15歳になった今も哺乳瓶が大切な食器です」

そんな声もありました。

周囲に合わせることよりも、その子が安全に、
安心して水分を摂れる方法を大切にしているご家庭もあります。

3.味の好みを活用する

麦茶や水は苦手でも、

  • 牛乳
  • ジュース
  • スポーツドリンク
  • エンガード
  • アクアライトジュレ
  • ジョア

など、好きな味なら飲めることもあります。

まずは水分を確保することを優先し、
その子が受け入れやすい味を見つけているご家庭も少なくありませんでした。

<失敗から学んだこと>

「水分を飲んでくれるなら何でもいい」

そんな思いで試行錯誤していたという先輩ママから、
こんなお話もありました。

離乳食への移行期、水分摂取がなかなかうまくいかず、
唯一飲めていたのがスポーツドリンクでした。

脱水を防ぐことを優先して続けていた結果、
乳歯が虫歯だらけになってしまったそうです。

もちろん、そのときは「まず飲めること」が何より大切でした。

その後、とろみや飲み方の工夫を知り、少しずつ選択肢を増やしていったとのこと。

子育ては後から振り返ると「ああすれば良かった」と思うこともありますが、
その時々でできる最善を選んできた結果でもあります。

そんな経験談も、これから悩む誰かのヒントになるかもしれません。


4.水分と一緒に栄養も摂取

「ただ飲むだけではなく、少しでも栄養も摂ってほしい」

そんな思いから、

  • エンガード
  • パワミナ
  • カロアップ
  • カロビタン

などを活用している方もいました。

特に少量しか摂れないお子さんの場合、水分と一緒にエネルギーや栄養も補えると安心感につながるようです。

5.一日の合計量で考える

「一度にたくさん飲めない」

そんな場合は、

  • 食事の中に水分を増やす
  • ゼリーも水分として考える
  • 外出前に少し多めに摂る
  • 夜間や早朝に補う

など、一日のトータルで調整しているご家庭もありました。

また、

「学校ではあまり飲めないけれど、帰宅後にまとめて飲んでいる」

という声もありました。

必ずしも理想通りにはいかなくても、一日全体で考えることで気持ちが少し楽になることもあります。

水分補給で大切にしたいこと

今回チャットを読んでいて感じたのは、

「正解はひとつではない」

ということでした。

哺乳瓶で飲む子。
ゼリーなら食べられる子。
好きな味なら飲める子。
経管栄養で補う子。

方法は違っても、みなさん共通しているのは、

「その子に合う方法を探し続けていること」

でした。

おわりに

「もっと飲んでほしいのに飲めない」

そんな不安を抱えながら、毎日工夫を重ねているママは少なくありません。

今回ご紹介したのは、同じように悩みながら歩んできた先輩たちの経験のほんの一部です。

子どもによって、飲めるものも、飲み方も、本当にさまざまです。

だからこそ、「これなら試せるかも」というヒントをひとつ見つけてもらえたら嬉しいです。

無理のない方法が見つかることで、ママと子どもの毎日が少し楽になることもあります。

食べる・飲む時間が少しでも安心で、心地よいものになりますように。

松島奈々恵(mogmogレシピスタッフ・嚥下障害当事者)

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