インクルーシブフードとは

摂食嚥下障害がある方が食べやすいように工夫された食形態はたくさんあります。

表現もさまざまで、介護食、ミキサー食、嚥下調整食、嚥下食、やわらか食、ムース食、きざみ食などなど・・・

私の娘は筋力低下による摂食嚥下障害があります。

もともと食べる機能があり、周りのみんなと同じ食事を食べていた娘は『嚥下食』に対してテンションが低く、食欲もわかない様子で、私自身も正直、自分が食べたいと思う食事ではない中、「おいしいよ~」と娘に言いながら食べさせる内外一致していない苦しさを感じていました。

誤嚥を防止するために、食形態を本人の食べる機能にあわせることは大切です。

ただ、見た目や味がおいしいことは、お食事を楽しむために必須なことなのではないかと思います。

そこで、新たな選択肢をつくることにしました!

見た目も味もおいしく、加齢や障害で噛む力・飲み込む力が弱い人でも、特別な加工なしに、周りの人と同じものをおいしく一緒に食べられるお食事を『インクルーシブフード』と造語をつくり、商品開発も進めてきました。

これから紹介する商品は、口だけでなく、経管栄養(胃ろう)でチューブからお食事をとる方も特別な加工なしで、食べることが可能です。

※経鼻の場合はチューブの細さにより、水分量を増やすなど必要です

開発商品その①

とろける天使のりんごちゃん | ハシビロ香房

こちらのケーキは、摂食嚥下障害がある子の親御さんが「夏祭りで売ってるりんご飴、食べさせてあげたいな」とおっしゃったことが着想となり生まれました。

見た目はかわいいりんご。中にはムースとりんごの果実感たっぷりのジュレが層になっていて、とても味わい深いケーキです。


ライター
加藤さくら (一般社団法人mogmog engine 共同代表 / 摂食嚥下障害がある子どもの母)

▼ケーキの詳細・購入先はこちらを御覧ください

https://snack-toromi.com/news/2951

ぜひ、ご賞味ください♪

ライター
加藤さくら (一般社団法人mogmog engine 共同代表 / 摂食嚥下障害がある子どもの母)